男性と関わりを持っても別に大丈夫なんだ――。
そんなスタートライン(?)にやっと辿りつけたのは社会人になってからだった。
社会人生活を送りながら、月日は更に流れていくのだった。
男性不信だった話 その9
まのりが男性とも普通に接せるようになった頃、友人から飛び出したのは予想外の言葉。「実は私、男性ってこわくて苦手なんだよね」というものだった。
えっ?そうだったの…!!?
身近な女性からのまさかのカミングアウト。しかも彼女には弟が2人いて、父親も問題なさそう。
それでも、男性がこわいという感情を抱くものなのだろうか?思わずそのまま友人に聞いてしまった。
「うん、こわいよ。まのりはそんな風に感じないの?」
その言葉を聞いてはっとした。
いつのまにか大丈夫になっていたし、すっかり忘れていた感情だったけど、私も男性がこわかったんだ。なんなら、付き合ったら殴られるとか思っていたんだ。
つづく…。
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