~結婚相談所に入会してすぐに退会した話38~
一向に会う流れにならない普通さんに対して、まのりが頂くのは焦燥感。
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そんな気持ちを抱えたある日のこと…
揺さぶられる
突然返信が来なくなる
歪んだ理由から焦燥感を抱きながらも、普通さんとのやり取りは日々続いていきました。
しかし、そんなある日のことでした。
普通さんから毎日届いていたメッセージのお返事が、パッタリと来なくなったのでした。
この時、私たちはちょうど一通り趣味の話で盛り上がり終え、改めてお互いのプロフィールについて話始めた頃でした。お互いの仕事や学歴などといった、ごくごく一般的な婚活男女が話すような話題です。
そんな一般的な話題を話始めた時、実は私は薄々気が付いていました。「交わすメッセージの内容が、初めの頃と同じようには盛り上がっていない」ということに…。
終わったのかな…。
返信が来なくなったことを受けて、私はそう思いました。
2日ぶりのメッセージ受信
普通さんとの終わりを覚悟した日から2日後のことでした。
なんと、普通さんからの新着メッセージ通知が私の元に届いたのです。
この2日間、暗い気持ちで過ごしていました。終わったことを覚悟しつつも、心のどこかではまだ少し、返事がもらえるのではないかと期待をしている自分がいたのです。そのため、2日ぶりの普通さんからのメッセージ通知はとても嬉しいお知らせでした。
だがしかし、この通知が来たのは平日の真昼間でした。
当然、お仕事中だった私は考えました。
「今すぐメッセージを確認してお返事をしたいところだけど、2日間も返事を放置されていたわけだから、今日の仕事が終わってからでも返信すればいいよね」
そう結論づけ、そのまま仕事を継続したのでした。
その日の夕方近くのことでした。
なんと、再び普通さんから新着通知が届きました。
「え…まだ返信もしていないのに、立て続けにまたメッセージが来たの…?」
この2日ぶりで2通に渡る普通さんからの新着メッセージ通知に、何やら不穏な気配を感じずにはいられないのでした。
つづく