～結婚相談所に入会してすぐに退会した話19～
1か月かけてなんとか写真撮影用の服を用意した。
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いよいよ写真撮影の日が来る…！
プロフィール写真の撮影当日
当日の朝、気合を入れて服を着替える
いよいよ、プロフィール用写真撮影の当日がやってきました。
入会してからここまで1か月は流石に長かったです。
昨日買ってきた服と向き合います。
暫しの間の後、「…よし」と気合を入れ、いよいよ袖に腕を通します。
着替えながら、私はこんなことを考えました。
は～～～つらいなぁ。
何が悲しくて似合わない服を着て、写真館で写真を撮ってもらいに行かないといけないんだろう。
一向に気持ちが盛り上がらない私は、せめてもう少しやる気をだそうと考えました。そこで私は自分自身に暗示をかけることにしてみました。
もうこれは、今、私は戦闘服を着ているのだろと思おう。
そう、この普段着ないパステルカラーのカーディガンとワンピースは、私の戦闘服なんだ。
こうして私の婚活ファッションは、異性にアピールするための愛されファッションではなく、婚活という名の戦場に赴くための戦闘服としての役割を持ったのでした。
母からの出鼻を挫くツッコミ
戦闘服に身を包み、士気を高めた私。
写真写りが良くなるようにと、いつもより濃い目に化粧をきめ準備は万全。いよいよ家を出るぞという時のことでした。
一緒に暮らしている母が、普段と雰囲気の違う装いをしている私を一瞥すると、一言声をかけてきました。
「なんか今日、すごくケバケバしてるねー」
グハァ…ッ
出掛ける前から大ダメージを受けてしまいました。
なんかもう、写真撮影はおろか、電車に乗るのも嫌になってしましました。母、アラサーの娘にそんな声掛けする？？
つづく
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